Product

製品情報

CIMT(電流励起磁気断層画像化装置)

「非接触・非侵襲」 近未来の画像診断装置

CIMT

※開発中 ※特許出願中 ※画像はイメージです

概要

 現在用いられている生体断層画像撮影法の一つとして電気インピーダンストモグラフィ(EIT: Electrical Impedance Tomography)があります。EIT は体表面に電極を貼り、体内の電流分布やインピ ーダンス分布を可視化する技術です。EITはX線CTのように被曝することなく、小型で、ベッドサイドでの連続・ 長時間測定が可能であるなどの利点を持ちます。現在主に肺の換気分布を可視化することで人工呼吸管理への応用がなされています。
 これに対し、電極を体に貼ることなく体内の電流分布を非接触で計測する技術として電流誘導磁気トモグラフィ(CIMT)を開発しました。CIMTは生体に電場をかけ、それによって誘導される磁気を高感度磁気センサで検出することで、生体の断層画像を得る技術です。
 CIMTは体表面に電極を貼付する必要がなく、磁気センサを含んだセンサアレイで体幹を連続的に非接触走査できるため、衣服を着たまま無被曝で断層画像を測定する技術です。
 普段着のまま、より簡便に生体断層画像が得られ、肺炎・内出血だけでなく「がんの早期発見」が実現できるようになると期待されている技術です。また体脂肪計レベルの電流を流すだけなので、安全に操作が可能です。

試作機デモンストレーション

CIMT試作機
CIMT試作機による撮像の様子
肺の断層撮像
 8チャンネルのCIMT試作機による肺野断層撮影のデモンストレーションです。非接触磁気センシングによる肺の換気分布の可視化に成功しました。 動画ではCTで撮像した肺野画像にCIMTによる撮像を重ね合わせて表示しています。
水槽内のアクリル棒の断層撮像
8チャンネルのCIMT試作機による水槽でのデモンストレーションです。

メディア掲載

2024年4月17日 日刊工業新聞に記事が掲載されました。

ニュース
日刊工業新聞 2024年4月17日
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無被曝で安全に操作可能!
CIMT装置は開発パートナーを募集しています。