あなたの睡眠の「呼吸・質」を手軽にモニタ

※開発中※研究用機材

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ウェルネー・スリープ

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  • 呼吸
  • 寝姿勢
>ウェルネー・スリープ
概要 機能 実例

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の危険性


 様々な研究論文から、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の危険性が示唆されています。
ランセット誌によると、日本におけるSASの潜在患者数は約2200万人と推定されており膨大な数にのぼります。

睡眠時無呼吸症候群の危険性
*1: Peker et al. (2002) Increased incidence of cardiovascular disease in middle-aged men with obstructive sleep apnea: a 7-year follow-up. Am J Respir Crit Care Med. 15;166(2):159-65.
*2: Gami et al. (2005) Day-night pattern of sudden death in obstructive sleep apnea. N Engl J Med. 352(12):1206-14.
*3: Findley et al. (1988) Automobile accidents involving patients with obstructive sleep apnea. Am Rev Respir Dis. 138(2):337-40.
*4: Vgontzas et al. (1994) Sleep apnea and sleep disruption in obese patients. Arch Intern Med. 154(15):1705-11.
*5: 三好ら (2018) 職域における睡眠時無呼吸症候群(SAS)の早期発見・早期治療の意義. 日本職業・災害医学会誌. 66: 1-10.
*6: Benjafield et al. (2019) Estimation of the global prevalence and burden of obstructive sleep apnoea: a literature-based analysis. Lancet Respir Med. 7(8):687-698.
 睡眠時無呼吸症候群に関する文献集

製品の特長

服の上から
簡単装着


 従来、睡眠時の呼吸状態の取得には大掛かりな機器が必要でした。

本製品はデバイスを服の上からゴム紐型のセンサに装着するだけで、すぐに睡眠モニタが開始できます。

測定原理

優れた加工性


 ウェルネースリープのセンサは繊維を用いたゴム紐のため、様々な衣服などに加工して使用することができます。
 例えば、パジャマのウエストゴムをウェルネースリープのセンサに加工することも可能です。

測定精度

高い精度


 「非接触式」の呼吸測定にも関わらず、医療機器のフローセンサと変わらぬ精度での測定を独自のインピーダンス測定技術により実現しました。

測定精度

活用の可能性

Application range

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の早期発見

 高い精度で呼吸波形を測定できることから、SASの早期発見のために活用できる可能性があります。

Application range

睡眠コンシェルジュ

 ウェルネースリープにより、日々の睡眠を記録していくことで、睡眠の評価や改善などを手助けすることができます。

日中の呼吸・活動パターン解析

 ウェルネースリープにより、日常生活中の呼吸変動や活動状態が記録できます。
 これにより、長期間における体調管理・解析が可能となります。
 また、入院患者様の呼吸状態変化の解析、活動状態解析、患者様のベッド上の体位変換解析、運動中・リハビリテーション中の呼吸解析などの研究にも利用できます。

※ウエルネー・スリープは研究用機器であり、医療機器に該当しません。臨床研究法に該当しない「人に対して単に電極を装着して電位を測定するなど、医療機器を非侵襲的に人に対して使用し、その結果を研究の目的で診断や治療方針の決定には使用せず、他の検査結果と数値の比較のみ行うなどにより当該医療機器の性能を評価する研究 」を目的とした利用を想定しております。
 しかしながら、各研究機関の倫理委員会によって判断が異なることが考えられますので、研究計画を立てるときは必ず所属機関の倫理委員会の判断を受けて下さい。
(臨床研究法の対象となる臨床研究等の事例集について(その1)(平成30年10月16日発出)、3.法に規定する臨床研究に該当しない事例(観察研究等)(9)に該当)

測定項目

呼吸回数


 ウェルネー・スリープは弊社独自の電気インピーダンス測定技術とゴム紐型センサーによって、睡眠中の呼吸回数を正確に検知できます。

 また、一般的なスリープテックでは測定が難しいとされる「無呼吸・低呼吸」の検知が可能です。

測定精度

睡眠中の姿勢


 デバイスに内蔵された加速度センサによって、睡眠中の姿勢やその変化を計測することができます。

 就寝中に適切に寝返りがうてているか、どのような寝姿勢をしているのかを確認することができます。

測定精度

体動


 加速度センサの情報から、寝返りや睡眠中の体の動きを検知できます。
 これを利用することで、眠りの質や寝つきのよさを評価することが可能です。

測定精度

リアルタイムモニタ


 睡眠時だけでなく、装着中の呼吸波形などをその場で確認できます。
 アイディア次第で応用の可能性は無限大です。

測定精度

波形出力


 測定した呼吸データをテキストファイル(CSV)として出力することができます。
 他の解析ソフトウェアによって、より細かな解析・処理を可能になります。

測定精度

様々な呼吸センサーとの比較

健常例


 健常者がウェルネー・スリープと既存の呼吸測定機器を装着した例です。
呼吸波形(上段)を見ると、フローセンサ(医療機器)とウェルネー・スリープで換気のタイミングなどがよく一致しています。

また、呼吸回数(下段)を求めると、フローセンサとウェルネー・スリープはほぼ一致しています。一般・研究用として販売されている感圧式センサは大まかな傾向を測定していました。

測定精度

SASを疑う例


 SAS(睡眠時無呼吸症候群)を疑われる方がウェルネー・スリープと既存の呼吸測定機器を装着した例です。
ウェルネー・スリープは、呼吸波形・呼吸回数ともにフローセンサ(医療機器)と比較して良好な精度での測定されています。
一方、感圧式センサではこうした大きな変化や呼吸停止には対応できず、呼吸している部分のみの傾向を反映していました。

ウェルネー・スリープは、手軽な測定方法ながら、極めて高い呼吸検知精度を持つことが示されました。

測定精度

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